『旅ぐるま放浪記』2013年11月

三重県鈴鹿市にある超有名な遊園地「鈴鹿サーキット」。
神社仏閣へ行ってばかりの雑賀家が、我が子を思いっきり遊ばせてやるべく、鈴鹿市へ上陸!
生まれて初めて訪れるサーキットで、娘達も大興奮の旅~♪

001トップ画のコピー

こんにちは。
雑賀です。
暑かった夏も過ぎ去り、気が付けば、すっかり冬の気配が・・・(汗)
これだけ過ごしやすい気候になれば、遊園地にでも行って遊びたくなるのが人情。
なので、行って参りました!
鈴鹿サーキットへ!

002サーキット

「鈴鹿サーキット」
F1の国際レーシングコースもあり、2012年に開場50周年を迎えた、モータスポーツの聖地としても知られる、この「鈴鹿サーキット」。
この名前を知らない方は、おそらく居ないのではないでしょうか?!
三重っ子なら子供の頃に、一度や二度・・・いや、一年に一回くらいは、必ず訪れていたという方もいらっしゃる事と思います。
それくらい、この「鈴鹿サーキット」は三重っ子にとってはメジャーな場所。
でも私・・・
実は、子供達をここへ連れてくるのは、何と、初めて!(汗)
娘達にとっても私にとっても、ドキドキワクワクの初体験でございます~!

003乗り物

それにしても、訪れた日が3連休の最中だったからかもしれませんが、
この日は殆どの乗り物の待ち時間30分以上という大混雑ぶり!
関東や大阪にも巨大遊園地はありますが、このサーキットの人気も、まだまだ捨てたモンではありません!

何故かといえば?
それは、「小さい子でも、自分の操縦で乗り物に乗れる!!」からでしょうか。
独り座りが出来るお子さんなら、1歳未満であっても乗車可能な乗り物もありますので
家族全員で気兼ねなく楽しめます。

これが、鈴鹿サーキット遊園地の最大の魅力♪

イートスペースも、昔(10年以上前?)に比べると、かなり充実していました。
乗り物乗って遊んで騒いで、美味しいご飯に舌鼓・・・これぞ、遊園地の醍醐味!

004ランチ

また、この国際レーシングコースでは、“走行会”やスポーツ走行プログラムなどが用意されていて、自分の車(ナンバー付きの自家用車など)でも走行する事が可能です!(←別途料金が必要。詳細は鈴鹿サーキットへ!)
さすがにキャンピングカーで走る勇気はありませんが(汗)スポーツカーをお持ちの方は、是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

そして、そんな国際レーシングコースを、車で走行する事が出来ない方でも更に楽しめるように造られた施設「レーシングシアター」が、昨年にオープン!


005レーシングシアター

一部のアトラクションは3歳以上ですが、レーサー気分を味わえる、とっても面白い施設です。
BRIDEのフルバケットシートがベンチ代わりになっていますので、それに座りに行くだけでも十分価値があるのではないかと思っております(苦笑)
モータースポーツ好きの方は、是非どうぞ!

006夜景

夜になると、園内の様子も様変わり。
ライトアップされ、何とも幻想的な雰囲気♪
私が子供の頃はこんなのなかったぞ~!!(汗)と思いながらも、童心に返り、思う存分遊園地を堪能して参りました。
また行ってみたいです!!!

この鈴鹿サーキットは、入場券のみのチケットと、乗り物乗り放題がついたパスポートが販売されています。

なんとサーキットのHP内には、来園の月に誕生日を迎える方、ホンダ車を所有している方などなど・・・
一定の条件を満たせばお安くパスポートが購入出来るクーポンサイトがあります♪
パソコン、スマートフォン、携帯電話をお持ちの方は、来園前に要チェック!!

ちなみにホテルや、天然温泉のクアガーデンも有り♪
温泉のみの利用で、大人1000円。
思いっきり遊園地で遊んで、お風呂に入って疲れを癒して、後はキャンピングカーに戻って寝るだけ~♪
いやぁ、極楽な旅でございます♪

基本情報はこちら「鈴鹿サーキット モートピア」



007伊奈冨神社

「伊奈冨神社」

鈴鹿サーキットから目と鼻の先に、「伊奈冨神社」があります。

こちらの神社は崇神天皇の時代、現在の鈴鹿サーキットのレーシングコースがある場所に御神霊が現れ、
占いによって選ばれたこの地に祀られたのが始まりだといいます。
サーキットに降臨された神様という事で、レーサーの方も時折お参りに来られるのだとか。(←本当は食を司る神様なんだそうですが・・・)

境内には、弘法大師・空海が一夜で作り上げたと言われる日本最古の庭園「七島式庭園」があります。
サーキットの賑やかな世界とは違い、静かな雰囲気の神社です。
サーキットでの疲労感を癒すには、心地良い空間かもしれません(^人^)パンパンッ!

三重県鈴鹿市稲生西2丁目24−20

「伊奈冨神社」
鈴鹿市稲生2-24-2
境内参拝自由




「みどりのだいち~グルメレストラン」

サーキットから鈴鹿インターチェンジへ向かう途中に、こんなお店を見つけました。


008みどりのだいち

鈴鹿産の野菜をふんだんに使った料理が、お腹一杯頂けるとの事。
とても体に良さそうな雰囲気のレストランですので、早速立ち寄ってみる事にしました♪

訪れた時は、丁度ランチタイム。
ランチセットには、ご飯・お味噌汁・サラダが食べ放題という、私のような大食い人間にはとってもとっても有り難いサービスが付いています。
おまけにこの日は、土鍋で煮たカレーも食べ放題でした!

009ランチ

旦那はトンカツランチ(デザート・ドリンク付き1500円)、私はみどりの日替わりプレート(デザート・ドリンク付き1280円)、娘はキッズプレート(500円)。
そして、サラダは食べ放題~♪
思いっきり、堪能して参りました♪
地元で採れた野菜という事で、安心して食べられますし、とにかくどれを食べても美味しいんです!
これは、良いお店を見つけました。
ご馳走様でした♪

また、レストランの隣には、地元で採れた農産物や、鈴鹿市の物産品が販売されています。
旅の食材は、こちらで調達決定ですね〜!

基本情報はこちら「みどりのだいち」




「加佐登神社」
010加佐登神社

さきほどのレストランから車で5分くらいの所に、日本武尊を主祭神とした神社があります。
日本武尊(ヤマトタケルノミコト)。または、倭建命とも。
古事記や日本書紀に登場する人物です。
この三重県の地で亡くなったとされ、葬られた墓から、彼は白鳥に変化して、大和国に向かって飛んで行ったと伝えられています。
そんな彼が主祭神なのは、この加佐登神社のすぐ裏に、彼の墓であると伝えられている“白鳥陵”が存在するからです。

「白鳥陵古墳」
011白鳥陵

日本武尊のお墓だったと伝えられていた場所です。
この地で亡くなった日本武尊は、ここへ埋葬され、白鳥となって天へ舞い上がっていったという伝承があり、
その為か、彼のお墓には「白鳥陵」と名付けられました。
ですが、日本武尊が生きていた時代と陵が造られた時代が合わないという事で、現在は、鈴鹿川近辺の豪族の墓ではないか・・・とされています。

古事記や日本書紀は、史実とはかなり異なる、明らかに編纂された内容である為、一概に「ここは日本武尊の墓ではない!」とは言えないような気もしますが。
それでも神社には、日本武尊が最期まで持っていた笠と杖が御神体として祀られており、日本武尊ゆかりの場所である事は間違いないと思われます。
神話の世界に、是非、触れてみて下さい。

三重県鈴鹿市加佐登町2010

「加佐登神社&白鳥陵」
鈴鹿市加佐登町2010


☞ちょっと寄り道

「日本武尊・能褒野陵」


 鈴鹿市にある白鳥陵から15分くらい車で移動した亀山市内に、日本武尊の陵として宮内庁が管理している場所があります。
それが「能褒野陵」。

012能褒野陵

現在は、こちらが日本武尊の御陵として認定されています。
そして加佐登神社同様、日本武尊を主祭神とする神社「能褒野神社」が、御陵のすぐ隣に鎮座しています。
こちらの御陵の一部は、明治時代になってから「捏造」された物であるといわれており、本当に、日本武尊の御陵であるかどうかは不明です。
ですが、鈴鹿市の白鳥陵を訪れたついでに立ち寄ってみるのも、面白いかもしれません。

どちらが、日本武尊の真の御陵なのか・・・
ご自分の目で、是非、確かめて頂きたいと思います。


三重県亀山市田村町名越

「景行天皇皇子日本武尊・能褒野墓」
亀山市田村町名越
*御陵のパーキング内にWC有



☞ちょっと寄り道

「椿大神社」


013椿大神社

鈴鹿には、伊勢国一の宮があります。
それが、猿田彦大神様を祀っている「椿大神社」です。
高天原に降臨された瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)様の道案内をされたと伝えられている神様です。
道ひらきの神様として有名なこの神様・・・人生に迷った時は、是非こちらへ参拝に来られてみてはいかがでしょうか?

また、境内には、猿田彦大神の妻・天鈿女命(アマノウズメノミコト)も祀られており、芸事に御利益があるとされています。
芸を志し、人生に迷われている方にはお勧めのスポットかもしれません。

11月30日・12月1日には、椿大神社の駐車場で「縁結び・椿市」が開催されます。
奉納行列や、温かい鍋のふるまい、野菜や物産品の販売などが行われるそうです。
お参りがてら、是非どうぞ♪

三重県鈴鹿市山本町1871

「椿大神社」
鈴鹿市山本町1871




「県営 鈴鹿青少年の森」


014青少年の森

鈴鹿サーキットのすぐ近くに、鈴鹿市内で一番大きな公園があります。
それが「鈴鹿青少年の森」です。
かつて中学生くらいだった頃に、隣接する「県立鈴鹿青少年センター」に泊まりがけで訪れた記憶があります(汗)

自然いっぱいの広大な土地の中には、子供向けの遊具あり、スポーツなどが楽しめる大きな芝生広場あり、人工池あり、遊歩道あり・・・と、子供からお年寄りまでが楽しめるような、オアシス的な空間となっています。

青少年センターの宿泊施設や公園内のバーベキュー施設は有料ですが、一般の方でも利用する事が出来ます。
鈴鹿サーキットとは目と鼻の先ですので、F1開催中の時など、狙い目かもしれません。
子供を思いっきり遊ばせたい時など、お勧めスポットです♪

三重県鈴鹿市住吉町字中大谷

「青少年の森」(管理事務所)
鈴鹿市住吉町字中大谷6744-1
059-378-2946


☞ちょっと寄り道

「佐佐木信綱記念館」&「大黒屋光太夫記念館」

鈴鹿市出身の有名人って、誰かご存じですか?

佐佐木信綱。
大黒屋光太夫。

こちらのおふた方も、鈴鹿市出身なんです。
誰、それ?!とおっしゃる方の為に・・・

015記念館

「佐佐木信綱記念館」

三重県鈴鹿市石薬師町1707−3

鈴鹿市石薬師町1707-3
059-374-3140


基本情報はこちら「大黒屋光太夫記念館」



鈴鹿市の山側(佐佐木信綱記念館)から海側(大黒屋光太夫記念館)へと、かなりの長距離移動ですが、
車ならではの機動力を生かし、鈴鹿市を縦断しながら記念館へも足を運んでみました♪

佐佐木信綱は、国文学者・歌人として数々の功績を残した方です。
大黒屋光太夫は、伊勢国の回船船頭だった人です。
ある時、嵐により遭難。そのままロシア帝国に渡り、皇帝・エカテリーナ2世に謁見したという、当時では考えれないような異国経験の持ち主です。

どちらの施設も、入館料無料。
鈴鹿の歴史をもっと知りたいという方には、是非!

ちなみに、大黒屋光太夫記念館の近くにある「千代崎海岸」。
朝陽がとっても綺麗です♪
早朝の散歩にはお勧めのスポットです。



さて、今回の旅はいかがでしたでしょうか?
鈴鹿市には、ここでは紹介し切れないくらい、沢山の見所があります。
サーキットや本田技研などがあるせいか、最先端技術の街というイメージが強いですが、
日本武尊ゆかりの旧跡も多く、歴史深い街でもあります。
これを機会に、是非鈴鹿市を訪れてみて下さい。
きっと楽しんで頂けると思います♪(←古墳を訪れて喜んでいるのは私だけかもしれませんが・・・汗)

次回は、いずこへ参りましょうか・・・
キャンピングカーを操り、雑賀一家は今日も三重県を走ります♪